目次

それが常識だったんですよ。
自分たちは。
失敗して・・・とか、
ダメだった・・・
とかは当たり前で、
それを積み重ねていくと、
精度が上がるっていうか・・

予測値が上がるっていうか・・

うん。
こうした方が、今回は合って
るだろうなとか。

失敗も怖くないですね。

それを(失敗を)
積み重ねる土壌があまり無い
ですよね。

そうですね。

だから、1を生み出すっていうの
が、失敗を繰り返して、めげない
で、根性があって、この人だから
出来たんだ!!
ってイメージになっちゃってる。

なってますね。

普通の人でも、それ今回は失敗して
るけど、改善し続けてチャレンジ
してみてん!
っていう土壌があまりない。

一歩踏み出してみると、やらざる得なく
なるんですが、踏み出すハードルが
上がってる。
踏み出すと、叩かれるれるっていう
のがね。

それと続ける。
続けること。
よく、室井にも言うんですけど、
とりあえず1年続けてん?って。
みんな頭がいいから・・

ダメな理由を言ってくる??

きっと○○がダメ。
きっと△△がダメだと思う。
って。
自分は1年間続けてみると、
違う視野が広がってくるって事が
圧倒的に多い経験をしてるから。
だから、まず1年続けてみん?
って。

それでもダメならダメなんだろう
って。
うーん、
開発者精神で叩き上げられてきた
んですね。
出身畑の影響もありますね。

と、思いますよ。

普通ね、失敗が続くと心が折れて
きますよ。
失敗することを探すなんて仕事は、
なかなか無いからですね。

そうですよ。
・・いいですね。
失敗を探すって。格好いい。(笑)

ですか!
その辺の本質も伺いたいんです
けれども

いいですよー!

まず、コハルライトですけども。
そもそも、なんで製品化しよう
と思ったのかを。

これね。(上を指さして)

あっ、こんなところに!
全然気付かなかった。
しかも、色付きバージョンだ。

えーー!!
気付いてなかったの(笑)
これね、実は試作品。
紙をね、染めたんですよ。
それでここに吊るしてもう5年
かな。堅牢度というか、丈夫さ
というか。
それを検証してるんですよ。

実験!!

そう、
だから直射日光があたるこの
場所でワザとこのまんま。

確かこの紙って、かなり強かった
ですよね。

ですね。

これって・・
プラスチック和紙みたいな?

これね、ペットボトルの板の
両サイドから和紙を貼り付け
てるとイメージしてもらうと
良いです。
和紙の表面にフッ素樹脂を噴霧
しているのでホコリも落とし
やすいしね。
コーティングじゃなくて噴霧。
それで耐熱性も上がって。

そうだったんですね。
これって、どんな発想から生まれ
た製品なんですか?

コハルはね・・・・
2002年に独立して、コハルが
できたのが2010年。
もともと家電の開発だったんで、
樹脂とか金属とかシリコンとか、
1つの商品に様々な材料が使われ
てるんです。
でも、世の中に出たら、それぞれの
ジャンルがあって、商品があるん
ですよ。
樹脂だけを使って物を作るところ、
金属だけを使ってとか、
紙だけを使ってとか・・・
会社にいた時は、それぞれを
扱っていたんで知ってることが
広くなっていて。

なるほど。

じゃあ、色々できるよねって。
そこで、家電もアパレルも食品も
一緒だなって。
お客さんがいて、売るためには
どうしようか、コストはどうしよう
かって。家電もアパレルもイベントも
全部一緒・・

確かに全部一緒ですね!

全部一緒。
全部一緒って気が付いて、全部が
つながる形でやったのが2002年。
だから・・一体何屋さん??
って言われることも多くて。

あるでしょうね。

でも途中から思って。
それだけならウチじゃなくても
できるなと。

そうですね。

5・6年やってると、前の開発の
ことを思い出して。
特許が取れるアイテムを持っている
メーカーになると強いなと。
特許が取れる商品開発は近々やり
たいなって思ってたのが、コハルの
根本にあった。

何かできないかなと思って、
探し始めてた?

うん。
でも、そんなんで探し始めて出来る
んだったら・・(笑)

(笑)
苦労はしない?

苦労はしない(笑)
ただ、アンテナだけは立ってて。
そんな時に当時一緒に仕事してた
スタッフとベトナムに行って。

ベトナム。

1週間滞在してた最後の夜に、市場
の屋台でみんなで飲んでたんですよ。
で、その近くに明るい露店があって、
ランプを売ってたんです。
で、女性陣が明るいから引き寄せ
られるように寄って行って・・・・
自分も、つられて寄って行ったんで
すよ。

うんうん。

興味は無くついて行っただけなん
ですよ。
そこで、露天の兄ちゃんが、小さな
プラスチック板を持ってきて。
床にいっぱい積んであるんですよ。
これが、球体の照明になるんだ
って説明を受けた時に、
えっ?? 
って。
で、その場で板を組み上げて
くれると球体になったんですよ!

えー!球体に。

うん。 で、ホーチミンの路上で
「うちは照明メーカーになる!」
って手を挙げて宣言したんですよ。
直ぐにその板をサンプルとして
買って。
で、翌々日から商品開発ですよ。
本当は、翌日からやりたかったん
だけどスタッフがお腹壊しちゃって
(笑)

海外あるあるだ(笑)

(笑)そう。
だから、日本に帰ってすぐ。
まずは、その板のことを調べて
いたらWEBに情報があって。
デンマークのIQライトっていうもの
の模倣品だった。
それは、長方形の板を組んでいくと
ゴツゴツした球体になるっていう。

そうなんですね。

で、それを見て・・
特許調べようかって。
で、調べたら特許は取得してない
けど、日本のどっかの会社が申請
はしてた。
で、うちが真似しても良かったん
だけど、開発者魂として、それは
したくない。

うんうん。

で、三角形を調べたら、
似たようなものがあって。
大川のアサヒ突板工業さんって
ところ。

あー、突板!!

突板屋さんが、突き板を使って
やってたんですよ。
で、特許を知らべたら、取ってない。
だから真似は出来るんだけど・・

したくない?

三角形は、アサヒ突板さん。
四角形はデンマーク。
じゃあ、五角形は・・・
で、調べたら無い。

おおっ!

まずは五角形で球体にできないか
やってみようかって。
これで出来たら、構造で特許が
取れる。だから、特許取れるかを
目指そうって。

へー。

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