目次

最初は、
何言ってんのかなこの人。
って。
私からしたらチンプンカンプン。
理解できませんって状態。
なんだこの人はって思っていて。
慣れてくると、少しづつ分かって
きて。なるほどって。

あー

確かに、販売の立場からすると、
パッケージや見せ方って
こうしといた方が説明しやすいな
とかってあるんです。
BtoBの場合だと、社内の人達に、
この商品の良さをどうやったら
伝えやすいかなって。

はいはいはい!

販売員のときは、表面だけしか
見てなかったのに・・・
今は営業の立場とか、開発の立場
とか掘り下げていって理解する。
というか、
全体まで見れるようになると
いい商品が作れるようになるのかな
って。
今は、まだその途中ですね。

うんうん。
それぞれの視点でね。

たくさんの視点が必要な仕事
かなって。

いまは、全方位の視点を持って
ないといけない時代ですかね。
いいもの作ったから、どうだ!
って言うんじゃなく。

それだと足りないことが多すぎて
売れにくいですよね。

そういう時代は終わりましたかね。

もうひとり、デザインから入って
きている人が居るんですけど、
その人も視点が変わったなって
言ってました。

へえー

特にベネフィットについて。
デザイナーは美しく作る事に頭が
行きがちですけど、
見た人が手に取った時に、自分に
とって何が良いのかがよくわかる。
ベネフィットがよく分かるデザイン。
パッケージにお金をかけられなく
ても、どうやったら顧客が【私ごと】
にしてもらえるのかという考え方を
学びましたって。

格好いいね。
いいデザインだね。
ではなくて。

ターゲットが
美味しい!
可愛い!
というのと、買うのは別物。
販路(店側)がこう変えてって
いうのと売れるのは別物。
デザイン、カッコいい!というのと
売れるのは別物。
たくさんの試しで気づきました。
当然それらも必要な要素のひとつ。
ただ、例えばデザインって、
小規模事業者についてはある意味、
半端にした方がいいことが多いと
思ってますよ。
特に販路がまだない新商品の場合は。

その心は

どうしたら売れるか、答えが出て
ないのに、それでパッケージ作って
お金をかけて。
それより、
軸を作って修正可能な状態で試す。
想定したターゲットの反応を探って
想定販路に話してみる。

ああっ!開発だなー。

で、例えば、
うちのお店は年配の人が多いから、
文字を大きくしてもらったがいい
とか。ちなみに
この前も、新宿のお店で言われたよね。
その店(販路)ごとのデザイン。
パッケージとか量とかも。

そこまでやるんですか!!

これ・・ 最初は違うデザインだったんです
けど、ベネフイットに合わせて
変えていったんですよ。
最初に考えて持っていったのは、
量も多いし価格も高いって。
で、使い捨てられる容器にして、
量を減らして、単価も下げて
さらに、一口で食べられるサイズに
カットして・・・

デザイナーとメーカーって、
根本的に仕事の仕方が違う。
モノができました!
デザインしました!
ここまでは、デザイナーもメーカー
も同じ。
でも、お金の発生の仕方が違う。
デザイナーは、デザインした時点で
請求書を出せるんです。
でも、メーカーはモノを作っても・・

出せないですね!!

メーカーは、売れないとお金が
入ってこない。
この時点で、同じフィールドでは
ないんですよ。

なるほど。

モノができた時点で、
メーカーはリスクを抱えます。
デザイナーさんは、売上が
あがります。

全然違いますね。

だから今、
一緒に仕事をしているデザイナー
さんは、商品の展示会に行って
説明もするし、メーカーと同じ
フィールドで、同じ目線をお互い
持とうと。
そしたら、現場の体験から変更案が
出てきたりするんですよ。

俺もそこ、そう思ったんよねって。
同じ場を共有したから、同じ
フィールドに立ってる。


(絶句)・・・
あらゆることが、開発目線ですね。

そんな感じです。

キーワードは、開発目線。

でも、それだけだと売るためだけの
技になっちゃいますよね。
小規模、中小(企業)にとって
大事なのはやっぱり想いとこだわり
の存在。
コハルでいうと
特許をとった構造だったり、
和紙貼り付けるようにしたり
根っこの研究開発・技術開発の物語。
そこが個性という差別化された
武器になる。
世の中にどうだ!
って伝えたい部分。
そこがあって、次に顧客づくりの
商品開発。

うんうん。

ある時、超大手の量販店から
連絡があったんです。
素材を安い樹脂に変えて、海外生産
にして上代をここまで下げられたら
4000セット発注するって。
売れるからって。
まさに販路の声ですよね。

毎月月末を気にしながらの超小規模
メーカーにとっては有難い大きな
現金が手に入る。(笑)

で、迷いながらも・・・・
お断りさせてもらいました。

・・・。

確かに個性という武器だけでは
足りないものがあって、それだけ
では売れにくい。
でも、販路やユーザーの声だけでは
個性というか、差別化しにくい。

だから開発目線で言うと、
根っこのこだわりをちゃんと
持ちながら答えを探そうって。
そこからが勝負でしょって。

うん。 作り手の存在意義を大事にしながら
顧客のベネフィットを見ましょうって。
で、
売れるようにしていきましょうって。

たしかに。

東急ハンズ
ドラッグストア
地域のスーパー
直売所
どこも顧客のベネフィットが違う
はずです。

そこが一番違いましたね。
私、学校はデザイン系出身なん
ですよ。

えっ、デザイン!

そう、デザイン(笑)
センスがあれば、デザインできる
っていうのが全否定されました。
学校で習ってきたのと全然・・
違う・・・

衝撃的ですね(汗)
デザイナーさんも、正解に辿り着く
までずっと仕事が続くんですね。

実はそこから仕事が発生するん
ですよ。
例えば、ラベルデザインを
ちょっと変えてくれると、うち
(の店)ではまず1ロット買い取り
ますって。

そうすると、
メーカー側も(デザインの)予算が
つきますね。

そう。
対応すると買ってくれるから。
売り上げの確約があって、
予算を作れて新デザイン起こします
ってできる。
メーカーとデザイナーが同じ
フィールドになってる。

差別化っていうか。
細部にカスタマイズするんですね。

今、自分で出してる答えの
軸のひとつ。
顧客のベネフィットが違えば、
商品仕様も変わってきますよね。

うんうん。
時として手間がかかり、
割が合わない時もありますよね。

いっぱいありますよ。 (笑)

でもそれが、大切なこと。

特に小規模メーカーには
比較的対応しやすい、まさに、
細かい試しの部分ですよね。

そうかあ!!
なるほど。開発の過程だ。

うまくいっている人って、
みんなそうだと思いますよ。
上手くいってる事しか表には出ない
ですけど、それまで裏では色々
と試して、ダメだったら工夫し
続けて・・・

確かに!!
・・・当初伺おうと思った流れ
からは随分話が変わってしまい
ましたが・・

(笑)
でしょ。

ですが、よく理解できました。
開発なんだなと。

そう、うちは開発なんですよ。
うちの在り様。
だから、プロデューサーじゃない
ですよね?

です!
僕は触れた経験がないジャンル
なので、最初は理解できなかった
ことも多かったんですけど、
よく理解できました。
・・・・
真似してもいいですか?(笑)

(笑)

株式会社アジアンマーケット

福岡の開発メーカー。
自社だけではなく、他社のモノの開発・流通・販売促進まで企業に寄り添い共に現場で汗をかきながら売上UPに貢献することを得意とする。
モノに携わりながら、コト(仕組み)が必要となればコトの構築をもいとわず、独自の産学官連携事業を構築している事例もある。

< 代表的事例 >
モノ=コハルライト
モノ+コト=糸島×博多女子高校ふともずく計画

会社 HP
www.asianmarket.co.jp/

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